2007年10月24日水曜日

部屋を替わりたい

 ナメクジの一件で入居者さんと話していると

上の階に住む一人暮らしのおじいさんが現れた。


「心臓が悪いから、階段の上り下りがきついねん」


「ハイ?」


「この部屋、空いているんだったら移りたいねんけど」


と、ただいまわざと空き室にしている部屋を指差しておっしゃいます。


「この前も案内してたけど、蜘蛛がいっぱいわいて、

お客さん、きゃ~言うて帰ってたで」


そりゃ~、入り手が見つかりそうに無いから

自分の無理を聞け!っちゅ~ことでしょうか。

内心ちょびっとむかつきながら、にっこり笑って


「いいですよ」


と言った。そして続けて


「再契約ということになりますので、M不動産に連絡していただけますか?」


「………」


わずかな敷金、手数料も惜しいのだ。

苦笑いの後、ご老体は静かにお帰りになった。


いくら親しくなっても賃貸借の契約を結んでいる以上、

なあなあでは済まないし、してはいけない事もあるよね。